地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

”We are the 99%”とマイノリティと

数年前にアメリカで富の偏りに対して抗議する運動があったが
そのときのスローガンが”We are the 99%”というのだった。
英語版のWikipediaを見ると経済学者スティグリッツ
"Of the 1%, by the 1%, for the 1%"という記事が元ネタらしい。
(言うまでもなく"Of the people, by the people, for the people"のパロディ)
その内容は所得上位1%の人々への富の集積が進み富の40%を占めるに至り
政治的な危険が生じている云々のようなことらしい。
それでちょっと思ったのだが、
1%くらいの人が残りの99%の人を押しのけて物事を仕切っているとしたら
それに対する不公平感や反発が凄く大きくなると思う。
例えば宗教的マイノリティへの配慮のために
「メリー・クリスマスを使わないようにしよう」
なんて我慢できないという
トランプ米大統領支持派の声も似たようなものだと思う。
そういう点では、
言論界とかマスコミとかが1%未満の人達に牛耳られている状況で
そういうものへの強い反発する人が多いというのは、
ある意味、当然のことなのだと思う。