地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「袴田事件」再審決定

昨日、静岡地裁が再審開始と拘置停止を決定したというニュースが流れた。 袴田さんは逮捕以来48年間という長い長い年月の末ようやく釈放された。 もっと早く再審開始が決定できなかったのだろうかとも思うが、 それでも「証拠捏造の疑い」を指摘し 「これ以…

政務官の方が理研理事長よりも専門知識があるかも

STAP事件についての3月14日の理研の記者会見に先立って、 3月13日に文部科学省では、 研究不正、研究費の不正使用に関するガイドラインについて説明会をやっていやようだ。 http://www.mext.go.jp/a_menu/kansa/houkoku/1344248.htm それでネットを色々と見…

研究不正について思ったこと

今回STAP事件では派手な宣伝活動が話題を集めたこともあって 多くの人々を驚かし改めて注目を集めている研究不正だが 研究不正の問題は今に始まったことではない。 この手の話題をまとまって取り上げた初期の著作として知られているものに W.ブロード&N.ウ…

拭えぬ不信感

今日は理研のSTAP事件に関する中間報告で 長い長い記者会見が行なわれたそうだ。 さすがに現時点でクロ断定は出来ないだろうし、 理研サイドはとりあえず組織防衛に出るだろうと思っていたから それほど期待していなかったので 長時間になったと聞いたときに…

「口を出さずに金だけくれ」は通用しない

今回のSTAP事件に関連して 菅官房長官や理研に対して文部科学省を通じて説明を要求したり、 下村文部科学大臣が論文の撤回を期待した発言したことに対して 「研究現場への政治介入の危機」とみなす意見がある。 (例えば http://d.hatena.ne.jp/scicom/20140…

研究不正事件渦中のサイエンス・コミュニケーション

今回のSTAP細胞事件でネット上の反応を眺めていると 専門的な知識のある発生生物学や再生医療分野の専門家の反応が乏しく、 専門外の分野の研究者などの反応が手厳しく、 そして一般的な市民の反応が薄いという いわばドーナッツ状の分布になっているように…

大本営発表「理研ハ、プロトコルニ転進セリ」

STAP細胞スキャンダルで、 昨日、理研が詳細な作製手順と称するものを発表した。 http://www.cdb.riken.jp/jp/04_news/articles/pdf/14/protocol_exchange_v1.pdf 著者は小保方晴子、笹井芳樹(副センター長)、丹羽仁史(今回のコレスポ)。 「簡単にできる…

STAP細胞事件での理研の対応を非難する

今回のSTAP細胞スキャンダルについて、 理研は沈黙を守っているようだが、 この対応は全く以って非難に値するものだ。 問題は沢山あるが直ちに謝罪すべき問題は、 最初のプレスリリースの時点での誇大広告である。 記者会見と比べればプレスリリースの方はま…