地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

こんなトリックを考えた

マレーシアの空港で金正男が殺害されたという事件で、
殺害にVXガスが使われたらしいとの現地の警察発表があった。
しかしながらVXガスが極めて毒性が高く経皮吸収される物質であるのに
実行犯と思われる2人の女が死んだり深刻な状態になってないため、
ちょっと疑問なところがある。
2液混合で現場(被害者の顔)で合成したとかの説もあるが
そんなに上手く合成できるのだろうか。
それであれこれ考えていたらあるトリックを思いついた。
それは最初の襲撃犯がVXを使わなくてもVXで殺害可能な方法だ。
簡単に言うと顔に不快な液体を掛けられた被害者が
顔を拭くために使うタオルとか布にVXを染ませておく方法。
つまり液体(悪臭とか刺激性とかがあれば良い)を掛けられたら
普通はとりあえずそれを取り除こうと拭きとるのだが、
そのための布に毒が仕込んであるとそれにやられてしまうわけだ。
最初の液体を掛けるのを監視カメラの前で実行することで
人々の注意がそちらに向いてしまうため、
真の実行犯は見つかりにくくなる。
推理小説の好きな人ならすぐに思いつくようなトリックだ。

実際の犯行がどうだったかは分からないが
最初の襲撃から死亡までの間に接触したすべての人物を
徹底的に調べた方が良いような気がする。