地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

デマ、ガセ、大本営発表、フェイク・ニュース

最近、あちこちでフェイク・ニュースなる言葉を見掛ける。
どうやらSNSまとめサイトで流れる事実と異なるニュースのことらしい。
事実無根の流言飛語が広まるのは別に目新しくないが、
SNSなどネットを介して爆発的に広がることが問題視されているらしい。
しかしながら、
これまでもある種の政治団体などが政治的デマを
機関紙だとか組織的動員を使って強力に広めたりしていたし、
売り上げ至上主義のマスコミが飛ばしたガセニュースが
国際政治を動かしたこともあった。
官製の虚偽の報道としては何といっても「大本営発表」というものがあった。
だから事実と異なる情報が社会に広まること自体は
それほど目新しいことではないように思う。
むしろ最近のフェイク・ニュースに関する言説には
マスコミや政府といったこれまでの情報統制の担い手の
虚偽情報の流通のコントロールが効かなくなったことに対する
恐れや焦りのようなそんなものを感じる。