校内犯罪とか校内暴力とかの話題関連で
加害者側の出席停止処分の話が出てきているが、
(例えば、http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2001O_Q2A720C1CC0000/ )
一方で加害者側の親がモンスターペアレント系だったりするから
出席停止の運用は実際には相当に難しいのだろうとも思う。
しかしそれでは結局のところ、
被害者の方が学校を休混ざるを得ないという
更なる不利益を被ってしまうことになりかねない。
休学しないために緊急避難的に転校しようと思っても、
ちょっと田舎の方だと引っ越さないと難しいから
被害者が犯罪者から逃れて教育を受け続けられるように
通信制の中学校があれば良いのにと思ったりする。
それで調べてみると、通信制中学校というのはないことはないのだが、
15歳未満が入れる通信制中学校というのはないようだ。
(通信制中学校の例:http://www.ocec.ne.jp/jh/tennouzi-jh/pdf/tusinn.pdf )
学校教育法を見ていると高校と違って中学校には通信制の規定はなくて
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO026.html
わずかに附則第八条に
「中学校は、当分の間、尋常小学校卒業者及び国民学校初等科修了者に対して、通信による教育を行うことができる。」
となっているだけだ。
これは、戦前の教育を受けていた人を対象としてしか考えていないし、
確かにこれでは校内犯罪から逃れようとする15歳未満の中学生の受容れはできない。
法律なんてものは改正すれば何とでもなるのだから、
15歳未満が通える通信制の中学校をまじめに考えてみてはどうだろうか。
通信制の中学校が薔薇色の解決策とも思わないが、
通信制高校でのノウハウを生かせばできないことのようには思わない。