地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

K-1 MAXについて

昨日は、TVでK-1 MAX日本代表決定トーナメントを見た。
昨年10月の武田幸三vs.ブアカーオ・ポープラムックが非常に面白かったので
楽しみにしていたのだが疑問の残る大会だったと思う。

当初、武田の相手に予定されていた山本"KID"徳郁が急遽欠場になって
武田はK-1初参戦のレスリング出身の宮田和幸との対戦だった。
曲がりなりにも日本代表決定トーナメントなのだから、
いくらなんでもK-1ルールの経験のない宮田が出場するのはいかがなものだろう。
しかも前日の変更であるから宮田が準備不足なのは否定できないだろう。
案の定、宮田はローキックの防御が十分できずに負けていた。
どうしてK-1ルールでの実績のある選手を出さなかったのだろう、
せめてルールの近いキックボクシングかムエタイの選手にできなかったのだろうか。
スーパーファイトに出場した輝浪WPMF世界スーパーウェルター級王者)の方が
良かったのではないだろうか。
スーパーファイトを宮田vs.ファリッド・ヴィヨムにして
トーナメント一回戦を武田vs.輝浪にした方が興味深かったのにと思う。
あるいはリザーブ・ファイトに出ていた新田明臣を起用しても良かったのではないだろうか。

また武田は脛の怪我で準決勝を欠場(リザーブ戦勝者の新田が繰り上がり出場)したが、
これはワン・デイ・トーナメントの弊害だと思う。
選手が非常に消耗するK-1のような格闘技なのだから
勝者が次の試合ができなくなることを避けるためにも
ワン・デイ・トーナメントはやめた方が良いのではないだろうか。

それと、小比類巻貴之vs.安廣一哉については、
ネット上でもずいぶんと批判や非難が出ているようだけれど、
延長前に僅差で押していた安廣が延長でも押していたように思っていたので
延長の判定で小比類巻が勝ったのは意外だった。
ただ、安廣が試合後のいインタビューで
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/200502/23/a02.html
「いや、ボクも小比類巻選手も関係ないんで、ハイ。選手は悪くないッス。
 逆に何かあると小比類巻選手がかわいそう。選手がかわいそう。」
と言っていたのはとても立派なスポーツマンシップだと感心した。