地獄のハイウェイ

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思い込み色々

既にご存知の人も多いと思うが、思い込みを利用したなぞなぞで次のようなものがある。

「少年とその父親が交通事故にあって、父親は助からなかったが、少年は瀕死の重症だったので、名医のいる救急病院に搬送された。その名医は搬送されてきたその少年を見て、自分の息子であることに気づき愕然とした。これは一体どういうことか?」

標準的な正解とされているのは「名医はその少年の母親」というものだ。
つまり名医が男性に違いないという思い込みというか性的偏見を利用したなぞなぞ。

ところが自分の家族は別の答えをしたので面白かった。
まず嫁は「死んだ父親は今の父親で、名医は前の父親」という答えだった。
つまり少年の家族は再婚家庭で新しい父親が事故死して、
別れた父親が名医だったというもの。
これはこれで父親が一人であるという思い込みを突き崩していて面白いと思った。
子供の回答はもっとひねった回答で
「同姓婚の家庭で、名医は2人いる父親の残った方」というものだった。
自分や嫁がエルトン・ジョンの同姓婚(子供を設けている)の話題をよくしているので
多分その影響なのだろうが、同姓婚があまり珍しくなくなった時代を反映していて面白い。

なぞなぞの標準的な正解は職業に関する性的な偏見を利用しているが、
それから抜け出せない故に、
家族の形に関する別の偏見を打ち破ることができて面白いと思った。