地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

コミュニケーション一般

思い込み色々

既にご存知の人も多いと思うが、思い込みを利用したなぞなぞで次のようなものがある。 「少年とその父親が交通事故にあって、父親は助からなかったが、少年は瀕死の重症だったので、名医のいる救急病院に搬送された。その名医は搬送されてきたその少年を見て…

専門家の悪意

先日、「専門家は無能だと思いたい?」という記事を書いてから、 ちょこちょこと虚偽について考えたりしていたのだが、 専門家が嘘つきであるよりも無能である方が良いと思う人達が 思いのほか沢山いるようだと思った。 専門家を無能と見なしたがるの理由に…

われらは涙流してひざまずき

阪大の菊池誠と平川秀幸のツィッターでのやりとりをまとめたhttp://togetter.com/li/159792というページを見てものすごく不愉快な気分になった。「リスク比較を血も涙もなくやる」という言い方が繰り返し使われているからだ。「血も涙もない」というは、Yaho…

挑発的な正論について

正論というのはとかく聞く側にとっては耳の痛いものだったりするので 立場が対等以上の相手に言うときには細心の注意が必要だと思うのだが、 何故だか、わざわざ相手を怒らせるような挑発的な表現を好む人がいる。 正論を言う側の方が立場が上だったら、 相…

聞き下手は話し下手

研究者も色々な人がいるけれど、 自分の話ばかりで他人の話はほとんど聞かない 独演会タイプも時々見掛ける。 自分の自慢話とか苦労話とか熱心にべらべらとしゃべるが、 他人に関心がないというのか何と言うのか 他の人が話し出しても自分のペースにしようと…

科学の間のコミュニケーション

科学コミュニケーションは流行っているとまで言わないが、 それなりに認知もされ普及しつつあるように思う。 多くの場合、そこで考えられているのは 科学者と一般市民との間のコミュニケーションと言って間違いないと思う。 それでちょっと思ったのが、 バイ…

共感と反感と

ニセ科学とか疑似科学を受け容れてしまっている人は、 それに何らかの共感を覚えているから嵌まってしまったのだろうし、 一方でニセ科学を批判しようと人の多くは、 それに反感を覚えているからこそ、その行動を起こすのだろう。 科学に纏わる様々な問題群…

信奉者の説得は可能である

懇切丁寧に論理的に筋道立てて説明しても 疑似科学とかオカルトなどの信奉者の説得は 非常に難しいというのは確かにそうであるが、 信奉者の説得が不可能だとは全く思わない。 必ず説得可能であるとまでは言わないが、 かなり多くの場合において説得は可能で…

批判者が信奉者から論者として信用されるために

疑似科学やオカルトなどの信奉者に説得を試みる場合に 丁寧に論理的に筋道立てて説明したつもりでも、 ちっとも納得してもらえない場合には、 「相手には理解力が欠如している」とか 「バカに理屈は通用しない」とか そういう感想を持つことはよくあることだ…

飲み会で血液型性格判断を批判するのは難しい

昨日(2/19)は職場の飲み会があった。 奇しくもボンの命日であるが、 残念ながらそこでそういう話題で盛り上がれるハズもなく、 当たり障りない世間的な話題にお付き合いすることに。 飲み会は2月から入ってきた人の歓迎会であったので そこで女性陣から血…

ブログにおける実名と匿名

ネット世界では「匿名vs.実名論争」というのがあるらしい。 ネットが半ば公的な空間であることを考えると リアルな公共の空間とかでは大声で言ってはならないことがあるのだから 実名だろうと匿名だろうと発言すべきでないことがあっても不思議ではない。 堅…