地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

小鳥の歌からヒトの言葉へ

岡ノ谷一夫「小鳥の歌からヒトの言葉へ」(岩波・科学ライブラリー)を読んだ。
ジュウシマツの歌には有限状態文法があるという話で面白かった。
歌文法は家禽化されて性淘汰で発達したらしいとのことで、
人間言語の文法も意味の体系とは独立に進化したのではないかとの大胆な仮説も。
実験は大変そうだけれど従事した学生の名前もきちんと書かれていて好感が持てた。
こういう研究者にはがんがん頑張って欲しい。