地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

K-1ルール改正に思う

昨日は、TVでK-1ニュージーランド大会を見た。
セーム・シュルトvs.ピーター・アーツを楽しみにしていたのだが
試合は両者のクリンチが多くて膠着気味になり
シュルトに2度イエローがでてアーツの判定勝ち。
シュルトは掴みを厳しく注意する新ルールに対応できなかったようだ。
ルール改正にはシュルトの得意な組み付いての膝蹴りを出しにくくして
選手間のパワーバランスを回復させる狙いがあったのかもしれないが、
K-1の母体ともいえる正道会館は、
広い意味で芦原空手系のサバキ技術の系譜に属し
最初に全日本大会を開催した際には極真との差別化もあってか
掴みからの攻撃を認めるていたことを思うと複雑な気分がする。
競技性を重視するあまり実戦的な打撃格闘技の理念から遠ざかる惧れがあり
また総合格闘技の選手も多く出場させるK-1だけに
ルール改正については再考が望まれるのではないだろうか。