地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

長谷川V8戦と言うより粟生戴冠劇は12.2%

昨日の長谷川穂積vs.ブシ・マリンガのWBC世界バンタム級タイトルマッチは、
衝撃の1RTKO決着で長谷川の恐ろしいまでの強さを世間に印象付けた。
相手のマリンガも指名挑戦者決定戦で
往年の名王者ウィラポンを4RTKOで退けているのだから
相当に強いのは間違いないのだが何もさせてもらえなかった。
だがあまりの短時間決着(試合時間2分37秒)で
2時間の放送枠の大部分はフルラウンドの戦いになった
粟生隆寛vs.オスカー・ラリオスWBC世界フェザー級タイトルマッチ。
だから昨日のダブル世界戦の平均視聴率12.2%という数値は、
粟生vs.ラリオス戦に対してのものだとも言える。
チャンネルを回した人の多くは長谷川を見ようとしていたかもしれないが、
粟生の戴冠は世間に届いたのではないだろうか。
勝利者インタビューで感極まって大泣きしているのを見て
自分の涙腺もゆるくなってしまった。
オープンスコアリングシステムで結果が分かっているとは言え
途中でラフ・ファイトを仕掛けてきたラリオスが
判定が読み上げられるのを待たずして粟生の手を挙げ祝福していたのも
清々しい光景で良かったと思う。
これからの防衛戦も大変だと思うが頑張って欲しい。