最近知ったのだが、石原慎太郎東京都知事が2004年10月19日に
「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格しているのも、むべなるかなという気がする。そういうものにしがみついている手合いが反対のための反対をしている。笑止千万だ。」
という発言をしたそうだ。
「石原都知事のフランス語発言に抗議する会」というのができて裁判の準備をしているらしい。
http://www.classes-de-francais.com/ishihara/index.html
しかし自分が学生の頃は数学をやるならフランス語は必須といわれていたし
素人の自分がパッと思いつくだけでも
フーリエ、コーシー、アダマールといった解析学の関係のフランス人学者の名前が出てくる。
それに何よりブルバキの「数学原論」は一世を風靡した20世紀数学のモニュメントで、
十数年程前に邦訳が再刊された際には、ロッキン・オンでも言及しているライターがいたほどだ。
そういうフランス数学の栄光も知らないようでは文化人知事の教養はお寒い限りだ。
因みにブルバキについては本も出ているようだ。
http://www.springer-tokyo.co.jp/content/ISBN4-431-70926-6.html
