いよいよ参議院選挙の投票が近付いてきた。
それで思い出したのだが、
18年前の平成元年の参議院選挙では
アントニオ猪木が「スポーツ平和党」を結成し比例区で初当選した。
その際のキャッチフレーズが「国会に卍固め」だった。
いわゆるタレント候補であるが、
有力政党からではなくミニ政党を結成しての立候補であったため
泡沫候補に近いような扱いだったが知名度を活かして見事に当選した。
自分はその選挙期間中、祇園祭の宵山見物に行った際に
遊説というか握手会を開いていた猪木と握手したが
スポーツ平和党には投票しなかった。
正直、猪木に立派な政治活動ができると思えなかったからである。
しかし、その後の湾岸戦争というかイラクのクウェート侵攻の際に
クウェートから退避するための飛行機を
バグダッド経由にしてイラクに拘束されるという外務省のミスによって
人質になっていた邦人の開放に尽力したりしたのを見て
猪木を見くびっていた不明を恥ずかしく思った。
（下らないことしかしないまま退場する大仁田とはえらい違いだ）
そういえばその時の参議院選挙は
宇野首相（当時）の女性スキャンダルもあって
自民党が過半数割れという結党以来の大敗北を喫した選挙でもあった。
