地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

CD買うのがダサくて何が悪い?

岩崎夏海という人が「音楽業界はなぜ縮小したか?」という記事を書いている。
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20120623/1340426744
その中でファッションとしての価値云々で
「CDを買うことは今や格好悪い」
と書かれていたけれど、自分とは違うなと思った。

自分はHR/HMの類が好きなので(そうこのブログのタイトルもあの名曲から頂戴している)、
周りから「えぇー??」「変わってる~」とか言われることに慣れている。
そういう風に言われて楽しいわけではないが、
誰か他人に迎合するために音楽を聴いているわけではないし、
その音楽を聞きたいから、
ミュージシャンのために商品を買う。

そう言えばSaxonのビフが、

「ファンがレコードを買い、コンサート・チケットやマーチャンダイズも買ってくれるということはSAXONの一部を買ってくれるのと同じことだし、俺達を支えてくれているということだ。」

と言っていたけれど、
これはHR/HMのファンだろうとアイドルのファンだろうと同じことだろう。
芸術性とか大衆性とか色々と批評する人はするだろうけれど
売れ線アイドルでもインディーズのミュージシャンでも
CDとか有料のダウンロードとかで商品を購入するのは、
そのミュージシャンへの「愛」の表現なのだ。

そう言えば90年代中頃のSaxonは、
引き時を逸したNWOBHMの化石とか往生際の悪いバンド扱いされていたが、
今でも現役で新譜も出している。
ファンがバンドを続けることを支えたと言えるのだろう。

ということでSaxonの"Princess of the Night"