地獄のハイウェイ

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内藤のタイトルマッチとDREAMの抱き合わせ放送はやめて欲しい

内藤大助WBC世界フライ級防衛戦(vs.熊朝忠)が、
5月26日に上海で行われることが決まってから
その日に開催が予定されているDREAMの興行と抱き合わせで
放送される予定だという情報が流れている。
正直言って抱き合わせ番組はやめて欲しい。
自分はTVでボクシングも総合格闘技もどちらも見るが、
それぞれの観戦の際のフィーリングがかなり違うので
抱き合わせ番組ではあまり楽しめなくなってしまう。
昨年末にはデンカオセーンvs.坂田健史WBA世界フライ級タイトルマッチが
Dynamite!と連続した番組になっていて非常にいやな気分になったが、
それを繰り返さないで欲しい。

一部のマスメディア関係者の認識では
「どっちも格闘技だから」と一緒くたになっているのかもしれないが、
ボクシングと総合格闘技のファン層の重なる部分はかなり少ないように思う。
特にコアなファン層には重なる部分がほとんどないようにも思う。

内藤は視聴率が稼げるからそれと抱き合わせれば
総合格闘技の世間的認知度があがることを期待する向きもあるようだが、
それははっきり言って根拠のない期待である。
考えて見て欲しい、
昨年の内藤の対戦相手である清水智信や山口真吾の世間的認知度があがったのか?
清水は内藤vs.山口戦と同じ日に日本タイトル統一戦を行ったが
熱心なボクシングファン以外にはあまり知られていないではないか。
それにスポーツナビなどでの話題の取り上げ方を見ると
総合格闘技の選手の方がボクサーよりも
ネットでの知名度も含めて世間的には知られているようだから
DREAM側の得られるものはほとんどないのではないか。

「どっちも球技だから」と野球とサッカーの抱き合わせ番組とか
「どっちもボードゲームだから」と将棋とチェスの抱き合わせ番組だとか
そういう類のものを放送しようという関係者など、
ほとんどいないのではないだろうか。