地獄のハイウェイ

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柔道家がプロの格闘家になる前にできるかもしれないこと

石井慧:通用するのか?<3> 吉田秀彦が斬る」

http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20081126mog00m050020000c.html
という吉田秀彦毎日新聞のインタビューでの
「柔道と総合格闘技も選手が行き来できる仕組みができることが望ましいと思う。」

という発言を見て思ったのだが、
総合格闘技=プロ」という図式はおかしいのではないだろうか。
吉田やこれからデビューする石井はプロの世界に入るまでは
総合格闘技はおろか打撃系格闘技の経験もまかったのだろうが、
アマチュア修斗のようにアマチュア総合格闘技もあるではないか。
パンクラスのアマチュア試合もあるではないか。

全柔連の指定強化選手だと他競技に出場するのにも色々と困難があるかもしれないが、
マチュア規定に違反せずに総合格闘技の試合を経験することは可能ではないか。
修斗パンクラスだと興行団体との関連が強くて云々というなら、
過去にセーム・シュルトが優勝したこともある大道塾の空道の試合ならどうだ。
プロ興行団体との関係は薄いし着衣の投げが有効だから
柔道出身者には取組み易い上にローキックを含んだ打撃の経験も出来るので
「柔道には無い打撃とけりに対応する」のに最適ではないか?
吉田や石井ならば知名度を生かして短期間でプロになれるだろうが、
もっと知名度の低い選手ならばいきなりプロを目指すよりも
柔道界と縁を切らずにアマチュア総合格闘技を経験して適性を見るのも悪くないと思う。