地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

拭えぬ不信感

今日は理研のSTAP事件に関する中間報告で
長い長い記者会見が行なわれたそうだ。
さすがに現時点でクロ断定は出来ないだろうし、
理研サイドはとりあえず組織防衛に出るだろうと思っていたから
それほど期待していなかったので
長時間になったと聞いたときにはちょっと驚いた。
報道を見ていると、
理研内部の調査は軽微な違反に対するレベルのもののようで
外部から指摘のあった疑問点について
調査対象者に対する聞き取りと資料の提出を求めた程度だったようだ。
記者会見に野依理事長が出ていたと言うことで
それなりの危機感は持っているのだろうけれど
報道内容から判断する限り、
結局のところ短期的な組織防衛を優先して
「悪意のないミステイク」で済ませたかったようにも思われ、
却って傷を広げたような気がする。