文科省の平成17年度学校基本調査速報に、
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04073001/001.htm
各種進学率の年度毎の推移を示したグラフがあった。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04073001/pdf/sanzu05.pdf
今から50年前の昭和31年度を見ると
高校進学率が50%強、大学・短大進学率は10%
大学院進学率(大学卒者で大学院に進んだ者の率)は約5%(同世代の人口に対する比率なら0.5%)。
今から25年前の昭和56年度を見ると
高校進学率が約95%、大学・短大進学率が約37%
大学院進学率は約5%(同世代の人口に対する比率なら2%弱)。
昨年(平成17年)度になると
高校進学率が96.5%、大学・短大進学率が51.5%
大学院進学率は12%(同世代の人口に対する比率なら約6%)。
今の大卒は50年前の高卒とほぼ同水準であり
大学院修士だと50年前の大卒にかなり近い水準であることがわかる。
現代の高等教育(大学教育)に関する議論は、
50年前の中等教育(高校教育)に関する議論に
大学院教育に関する議論は50年前の大学教育に関する議論に
それぞれ対応していると見なすのは近似としては悪くないかもしれない。