ネットの一部で科学評論云々という話が出ているようだ。
震源はstochinaiさんの
「科学技術コミュニケーション：解説から批評へ」 http://shinka3.exblog.jp/11108210/
という記事のようで、その後の反響を含めて
「もっともっとたくさんの科学批評家が必要だ」 http://shinka3.exblog.jp/11166230/
という記事が書かれている。
そこで行われている議論は、
科学と市民という図式の中での媒介者に関するもので
どちらかと言えば本来のジャーナリズムに関するものだと思う。
それはともかくとして
科学についてメタな視点からの評価するということであれば
伝統的な科学論・技術論があるし
より社会的文脈を強調したものとして20世紀後半に成立した
科学・技術・社会（Science, Technology and Society）論というのがある。
例えば学会組織として科学技術社会論学会 http://jssts.org/
というのがある。
もう少しインフォーマルな組織でSTS Network Japan http://stsnj.org/nj/index2.html
といのもある
そのSTS Network Japanサイトに
中島秀人の「「科学技術と社会＝STS」への招待」http://stsnj.org/nj/sts/up199812.html
という記事がこの分野の背景などをまとめてあって参考になる。
残念ながらこういう方面は、現場の科学者にはあまり知られていないようだ。
