報道によると昨日のサッカー日本代表の試合中継(東アジア杯、vs.中国)が
TV視聴率(関東地区)が18.9%で同時間帯のトップだったそうだ。
選挙特番は、数字の良い方でもNHKが16.5%、テレ東が10.3%だったそうで、
すべての選挙特番がサッカー中継に勝てなかったらしい。
サッカーの試合は録画したもののまだ見ていないのだが、
急造チームのザル守備に目を覆いたくなるような低調な内容だったらしい。
それでも、どこの放送局も大して変わらない
横並びの選挙特番よりは見る人を集めたようだ。
今回の自民党の勝利で、
現政権の政策が支持されたという見方が多いとは思う。
しかし、今回の投票率が過去3番目の低さだったことや、
サッカー中継に選挙特番の視聴率が勝てなかったことは
今の政治に期待していない人が多いことを示しているのではないか。
もちろん国民の政治への無関心とか絶望とか、
そういうことが良いことだとは思わないが、
反安保デモで騒然とする中、
「これが国民のすべてではない。
国民の『声なき声』に私は耳を傾ける。
今日も後楽園球場は満員だったそうじゃないか。」
と言った岸信介を祖父に持つ安倍総理には、
“声なき声”を聞く耳を持って欲しいと思う。