今日、理研がSTAP事件について、
「STAP細胞事案に関する理化学研究所の対応について」
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140804_1/
というのを発表した。
形の上では学術会議が7月25日に出した幹事会声明
「STAP 細胞事案に関する理化学研究所への要望と日本学術会議の見解について」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf//kohyo-22-kanji-1.pdf
に対して遅まきながら応答したものだが、
学術会議に
「理研CDBの解体を求める「提言書」に対する理研の見解が早急に示されることを要望します。」
とまで言われているのに、
それについては全く何も触れないなど誠実さの欠如が顕著だ。
理研がCDBの解体に応じる気がないのなら、
はっきりと反論すべきだろう。
黙殺してほとぼりが冷めるの待つつもりだとしか見えない。
こういう物事を有耶無耶にして白黒をつけようとしない態度は
「我が国の科学研究全体に負のイメージを与える」ものだ。
学術会議は幹事会声明に真摯に対応しない理研に対して
もっと強い態度を示した方が良いと思う。
日本学術会議法第二十六条に
「内閣総理大臣は、会員に会員として不適当な行為があるときは、日本学術会議の申出に基づき、当該会員を退職させることができる。」
http://www.scj.go.jp/ja/scj/kisoku/01.pdf
とあり
また、日本学術会議会則第十条に
「幹事会は、会員に会員として不適当な行為があると認めるときは、法第二十六条に規定する申出をすることにつき、総会に議決を求めることができる。」
http://www.scj.go.jp/ja/scj/kisoku/04existing.pdf
とあるから理研理事である第三部会員の川合眞紀を退職させるぐらいのことも
場合によっては考えても良いのではないだろうか。