だいぶ出遅れで最近になって知ったのだが、
日本学術会議協力学術研究団体（つまりまともな学会）である、
エネルギー・資源学会（正会員数1,545名）というところが学会誌上で
「地球温暖化‥その科学的真実を問う」という特集を組んだそうだ。
http://www.jser.gr.jp/activity/e-mail/boutou2.pdf
http://www.jser.gr.jp/activity/e-mail/honbun.pdf
http://www.jser.gr.jp/activity/e-mail/2009.3/09.03honbun.pdf
議論の内容に関してはリンク先を見てもらうことにして
科学者同士の本気の討論を
学会が原則的に中立的な立場で紹介していることは
大変良いことだと思う。
この討論から安易に結論を導くことは避けなければならないが、
世間的にも政策的にも関心が持たれている地球温暖化についての議論を
専門家集団である学会が公開することは
科学コミュニケーションの観点から言っても正しいことだと思う。
（科学的成果の宣伝ばかりが科学コミュニケーションではない）
今後は社会的に関心が持たれ議論の分かれるような話題で
他の学会もこのような討論をセッティングして公開してくれることを期待したい。
