菅総理が御前崎にある浜岡原発の原子炉の運転を停止するよう中部電力に要請したと発表。
関係者の根回しができていたのかどうかとか色々と心配な面があるし
廃止ではなくて東海地震に耐えられる対策が講じられるまでの停止という不満足な面もある。
しかし駿河トラフに近くて、予想されている東海地震の震源域の中心付近にあり、
http://www.ktr.mlit.go.jp/bousai/bousai00000012.html
また数km程のところにも活断層があることも知られていて
http://www.numo.or.jp/koubo/bunken_chisitsu/condition/22shizuoka/22223.pdf
（原発直下に活断層があるか否かで推進派と反対派の間で議論もある）
全国の原発の中でも最も危険性が高いと云われている浜岡原発は
やばいことが起きる前に停止すべきだと思っていたので、
菅総理の運転停止要請を歓迎する。
この浜岡原発は20km圏内に東海道新幹線や東名高速といった重要な交通インフラが通っているし、
浜松や静岡といった政令指定都市から50km程の距離にあるため
もしも大事故が起きた場合の経済的被害の大きさも心配されている。
身近にいる反対派でないというか現状肯定派の人達の間でも
「何もあんな場所を選ばなくても」という声が上がっている代物だ。
幸いというか中部電力は原発を持つ電力会社の中では
最も原発依存率が低く（12％程、因みに一番高いのは関電の約53％）
原発停止による影響は他の電力会社よりも少なくて済みそうだ。
他の面はさておき、この運転停止要請に関しては菅総理を支持する。
