地獄のハイウェイ

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鑑定捏造についての徹底調査を求める

和歌山県科学捜査研究所の研究員が
鑑定結果を捏造した疑惑が報道された。
報道によると「データの見栄えを良くするために」
別の事件のデータを流用して鑑定書作成の決済を受けていたらしい。
勝手に公印を使用したりしていたとの疑惑もあるようだ。

決済用の内部文書だから裁判などに影響ないとか
和歌山県警は主張しているらしいが、
捏造されたものと本物のデータを両方とも公表した上で、
本物のデータで鑑定をやり直しても鑑定結果が変わらないかどうかを
第3者機関(例えば和歌山県外の公的試験機関など)で精査してもらわないと
ちょっと信用できない。
更にこの研究員が過去に関与した全ての鑑定書について検証し
他にも捏造がないかどうか調査して結果を公表すべきだ。
徹底的に調べてもらわないと困る。

ところでこの研究員は、
1998年の「毒カレー事件」の鑑定には関与していなかったのだろうか?

※2012年8月17日追記
報道によるとこの研究員は毒カレー事件の捜査にも関与していたとの事。
疑惑の徹底解明が必要だろう。