明治大学科学コミュニケーション研究所というところの
「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」
http://www.sciencecomlabo.jp/index.html
というのがあるということを知った。
取り上げられているのはまだ少数でリストはこれから拡充されるのだろうが、
精神分析学とか漢方とかはリストに入ってくるのだろうか。
鍼灸は既にリスト入りしているので漢方も是非入れてほしいものだ。
精神分析学とかは衰退しつつあっても
日本では一応「科学」ということになるような感じだが
歴史的にも反証主義のポパーが標的としていたものだから
改めて評定しても良いのではないだろうか。
現在の科学の体制に入り込んでいるものはダメ科学でも
疑似科学とは呼ばれないのかもしれないが
それでは一度「科学」としての地位さえ獲得すれば
科学性を評定されないということになってしまうことになりかねない。
今は何となく「科学」に分類されているものの
実態はダメダメであったり結構怪しい分野も少なからずある。
例えば大きな予算が投入されている地震予知なんかどうも怪しいし
再生医学も紛い物が大量に混入しているような感じもするから
かなり科学性が低くなるような気もする。
もしも身内の「科学」は評定しないということであれば
それはある種の文化的な身内贔屓ということで、
疑似科学批判はその裏返しの排他主義の表れに過ぎないのもかもしれない。
