地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

マジョリティのマジョリティはマイノリティ

民主党の新代表に小沢一郎が決まったそうだ。
このこと自体についてはいろいろな意見もあるけれど
それとは別に面白いことに気が付いた。

報道によると得票数は小沢119票、菅直人72票だったそうだから、
小沢は62.3%を得票したことになる。
今回の結果を共同通信などは圧勝と表現しているが
民主党国会議員の中の多数派の比率は62.3%であるわけだ。
この比率を自乗すると38.8%になる。
つまり今回の民主党代表戦で小沢を支持した民主党国会議員の中から
さらに同じ比率の多数派を仮定すると38.8%で
それは少数派である菅支持派の比率37.7%と大して変わらなくなる。
マジョリティのマジョリティはマイノリティというわけだ。

多数派の中の多数派は
人数的には少数派とさして変わらないこともあることに
意思決定の場面では気をつけなければならないのだろう。