ノストラダムスが生前に予言者としての名声を得たとされる
1559年フランス王アンリ2世の死(槍試合での事故が原因)について
たまたま面白い事を知った。
事故で重症を負ったアンリ2世の診察・治療には
近代外科学の祖と呼ばれるアンブロワーズ・パレと
近代解剖学の父アンドレアス・ヴェサリウスがあたったそうだ。
(ヴェサリウスは後から加わる格好だったらしい)
そこで彼らの生没年について調べると
ノストラダムス(1503~1566)、パレ(1509~1590)、ヴェサリウス (1514~1564)。
3人は正しく同時代人である。
アンリ2世の事故死では
神秘主義の側にいた人物としてノストラダムスが
実証的な新興医学の側にいた人物としてパレとヴェサリウスが
それぞれ配置されており
医学の大きな転換が起きつつあった時代を象徴するかのようで興味深い。