地獄のハイウェイ

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身上調査はされていたの?

先日もとりあげた(自浄能力は期待できるか? - 地獄のハイウェイ )
早稲田大学理工学部教授による研究費不正疑惑の続報がでた。
不正受給額の一部を投資信託で運用していたというのも酷いが
その教授が取締役をしていた関連企業に
不明朗な支払いがされたという架空請求疑惑があり
早稲田大学理工学部内部で調査が行われ
2004年に大学本部の責任者に連絡されていた、
というところに何ともやりきれないものを感じる。
どうしてそういう教授が
「研究活動の不正行為に関する特別委員会」の委員になっていたのだろう?
文科省は委員の人選で何の身上調査もしなかったのだろうか?
学部内部で調査がされているというのなら
その教授の周辺では悪い噂は十分知られていたに違いないから
ちょっとした聞き合わせで悪い噂があることは判ったはずである。
喩えが悪いかもしれないが
セクハラの噂があるような人物を「セクハラ相談員」にするようなものである。
文科省は特別委員会の委員の選出に関する経緯に関して
詳細を公表すべきではないだろうか?

トラックバック先の記事

本記事は
Makkurikuriさんのブログサイト「ある大学研究者の悩み」
2006年06月23日付エントリ「研究費で投資信託?」
http://makkuri.exblog.jp/3791157
及び
chem@uのさんのブログサイト「ケミストの日常」
2006年06月22日付エントリ「研究費流用:続報」
http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/f519b715a83efd83940e9b5031655f90
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