昨日、金子賢のプロ格闘家を断念して俳優復帰云々を書いてから思ったのだが、
ポスドクや研究者のキャリア・チェンジにも通じる部分があるのではないだろうか。
研究者のキャリア・チェンジ云々という話題であると
アカデミック・ポジションへの競争から降りた場合に
サイエンス・コミュニケーターであるとか
何かしら職業としてサイエンスに関連するものを考えがちだ。
それが間違っていると言うわけではないが
職業としてサイエンスに関係することから離れたとしても
サイエンスから完全に離れてしまわなくても良いのではないか。
アマチュア・サイエンスと言えば
近代科学以前の牧歌的時代の話と思われがちだが
今でも昆虫学とかならアマチュアは少なくない。
分野にもよるので必ずしも簡単ではないが、
専門分野と縁を切らずにすむように
アマチュアが参加できる場があると良いのではないか?
プロの研究者はとかくアマチュアを
サイエンス・カフェのお客さんとしてしか見てないのかもしれないし、
大学運営側や行政サイドは
社会人学生とか院生というと単位や学位を取るまともなコースを考えがちだけれど
アマチュアがアマチュアなりに何かしら研究に参画できるようなやり方を考えても
良いのでないだろうか。