地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

犯罪といじめの境界線

恐喝とか傷害とかは普通は犯罪として扱われると思うのだが
学校の校内であるとか被害者が同級生だったりすると、
何故だかマスコミなどからがは「いじめ」と呼ばれるようになる。
不良グループなどによる「カツアゲ」は恐喝もしくは強盗なのだと思うし、
学校外たとえば繁華街で他校生を対象にした場合には
間違いなく少年犯罪・非行として扱われるのに、
ターゲットが同級生だったり、まして現場が学校内だったりすると
たとえ犠牲者が自殺してもほぼ確実に「いじめ」として扱われるよう思われる。
学校というのが通常は警察権力の立ち入らない場所であり、
教師が監督している場所だからというのが
こういう犯罪といじめの線引きの背景にあるのかもしれないが
見方を変えると学校という場所は、
犯罪する側が好き放題のできるパラダイスってことにもなりかねない。
もちろん「いじめ」のエスカレートによる傷害事件もあるのだろうが
そういう方向でばかり見ているいわゆる識者の意見には違和感がある。
いじめの延長としての暴力を考えたがるのは教育評論家の性かもしれないが、
犯罪が学校に侵入して跋扈しているのだと見ることも必要かもしれない。