トビイカの動画でもないかとネットを漁っていたら
映像は未見だが面白いものを見つけた。
2002年8月8日にNHK総合で放送された
「空飛ぶイカ、海面を走る貝 ～ある航空力学者の果てしなき探求～」
という番組でトビイカが紹介されていたようだ。
NHKの番組広報部の「平成14年 夏の特集号」というパンフレットがある。
http://www.nhk.or.jp/koukai/kouhyou/pdf/2002summer.pdf
このパンフレットのファイル全体の20ページ目に番組紹介があり、
そこでは
東大名誉教授・東昭さん（73歳）は、航空力学の世界的権威。現在は、生きものの飛
行や動きの研究に没頭している。「幻の空飛ぶイカ・トビイカ」や「海上を滑るように移動する花・ウミショウブ」など不思議な動きをする動植物を探し求め、さらに、「ホタテガイは帆を立てた船のような姿で水面を走る」という大胆な仮説を検証するため、北海道から沖縄まで日本各地を訪れる日々である。
番組では、珍しいトビイカやウミショウブの映像を交えて、生きものの動きに秘められた驚くべき仕組みを解き明かしていくとともに、研究活動に打ち込む東さんの姿を通して、一つの物事に興味を持ち続けて見極めていくことのおもしろさ、素晴らしさを描く。
とある。
映像そのものを見たわけではないので正確なことは分らないが
トビイカの映像（動画？）もあるようだし、
航空力学者・東昭による解析も行われているっぽい。
因みに東はトンボやトビウオの飛行も解析しているようだ。
http://www.athome-academy.jp/archive/mathematics_physics/0000001023_all.html
海洋生物者と航空力学者とだとほとんど交流もないような気がするし、
学術論文でTV番組を参照する必要はないだろうから、
北大が先日のプレスリリースの際に見落としたのは仕方ないだろう。
（そもそもプレスリリースはそんなものだ）
更に報道関係者がほとんどチェックもなしに
研究者側のプレスリリースを右から左に流すだけなのも、
これまたいつもの風景なのだ。
