地獄のハイウェイ

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日本語のできない外国人を雇うのは問題が多い

自分の場合、身近に外国人のポスドクを何人も見ているので
最近の外国人労働者の受け入れの議論を見ていて非常に疑問に思う。
ポスドクは当然に研究のために雇用されている博士号持ちで
非常に学歴も高いし専門スキルもあるだけでなく
例えアジア人でのポスドクでも非常に英語力もある。
ところが家を借りたりするときや社会保障や行政の手続きなどの際には
日本語や日本の制度や慣習に関する知識が乏しいために苦労している。
行政側が英語のパンフレットを用意していても
母国の制度や慣習とマッチしていないので何のことか理解が難しいらしい。
結局、事務方があれこれ世話をしたり外国人同士の助け合いで
何とかやっていたりというのが実情である。
中国人やなんかは仲間が多くてまだいいのだが
インド人とかだと例え欧州で学位を立っているような優秀な人でも大変である。
家族を連れてきているケースだと子供さんの就学とかでも苦労している。
それなのに高度な人材でもない人達を大量に雇用しようというのは
タコ部屋は言い過ぎにしても今の一部の技能研修生みたいに
どこかに詰め込んで使い捨てでコキ使おうというのでない限り
世話をどうするつもりなのだろうと疑問に思う。
挙句に一部の技能研修生のように逃走して行方不明になったりとか
ちょっとぞっとするようなことになりかねない気がする。
一部地方のの大手の工場とかでは南米系工員をたくさん雇っていて
それなりにノウハウもあるのだとは思うが
そうでない業界とかだとトラブルが頻発しそうで恐ろしい。
日本語のできない単純労働者を雇うくらいなら
就職氷河期ニートになっってしまった人達を雇った方が良いのではないだろうか。