地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

柔道

ちょっと知識があると違和感のある事

10年近く前に話題になった本に増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』というのがあり、それをマンガ化した『KIMURA』(原田久仁信)というのがある。そのマンガの第0巻で岩釣兼生が全日本プロレスに入団交渉して決裂するエピソードがあって非常…

ヘーシンク逝く

東京オリンピックの柔道無差別級金メダリスト、 A.ヘーシンクが亡くなった。 偉大な柔道家だったと思う。 全日本プロレスでプロレスラーをしていたことがあることも 割とよく知られていると思うが、 あまりやる気がなかったとかで大成しなかったが 実はアマ…

「正しい柔道」へのアンチテーゼ

衆議院選挙での自民党の歴史的大敗のニュースの陰に隠れているが オランダのロッテルダムで開催された柔道の世界選手権では 日本男子の獲得した金メダルは一個もなかったそうだ。 ポイント制スポーツの"JUDO"では投技による一本を狙う「柔道」が勝つことは難…

柔道家がプロの格闘家になる前にできるかもしれないこと

「石井慧:通用するのか?<3> 吉田秀彦が斬る」 http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20081126mog00m050020000c.html という吉田秀彦の毎日新聞のインタビューでの 「柔道と総合格闘技も選手が行き来できる仕組みができることが望ましいと思う。…

科学を生きる

東大の松原隆一郎教授(社会経済学)に「武道を生きる」(2006年、NTT出版)という スポーツ社会学(?)系の著作がある。 松原教授は大道塾総本部でビジネスマンクラス師範代を務める武道家でもあり、 その実体験から、学校や企業に支えられた競技スポーツ…

柔道の当身

よく知られているように 講道館柔道は天神真楊流と起倒流の2流派が母体となっている。 起倒流はほとんど当身のない流派であるが 一方、天神真楊流は流祖・磯又右衛門が 門弟と二人で百余人の無頼漢を相手に戦った際に当身の重要性を認識し その技術を極めた…