地獄のハイウェイ

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RNA干渉がノーベル賞の対象に

報道によると、今年(2006年度)のノーベル生理学・医学賞
RNA干渉(RNA interference,RNAi)を発見した
アンドルー・ファイアとクレイグ・メローに
授与されることに決まったそうだ。
この現象の解明の発端となった研究を行ったといわれる
リチャード・ヨルゲンセンは選から漏れたようだ。

RNA干渉は遺伝子の発現を抑制する画期的な手法として
バイオ分野の熱い期待を集めているようであるが、
医療への応用などについては懐疑的に見ておいたほうが良いように思う。

そういえば日本におけるRNA干渉の研究者として
論文不正疑惑で話題になった
多比良和誠・東大教授(現在も在職中のようである)もいる。