地獄のハイウェイ

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内規だったら変えればいいじゃん

一昨日に「博士の値打ちはこんなもん? - 地獄のハイウェイ
という記事を書いてから
急に訪問者が増えたのでちょっと調べたところ
ツィッターなどで取り上げてくれた方々がいた様子。
そういう反響の中で時給1,500円に関して
「内規で非常勤の時給はこれが上限」とか
「公的機関は内規で時給が押さえられているから仕方ない」とか
そういうコメントが散見された。
そういう言い訳に納得できる人もいるのだろうけれど、
残念ながら自分は納得できない。

理研は研究室の主催者に東大だとかの大学との兼務者が結構いるが
(有名どころだと脳科学総合研究センターの利根川進がMITとの兼務)
http://www.riken.go.jp/r-world/research/lab/nokagaku/index.html
そういう超偉い人達も非常勤だからと言って時給は1,500円なのか?
(契約形態は違うだろうが大学の方が非常勤でなければ理研が非常勤になる)

そもそも理研の内規だったら理研が内規を変更すれば済む事。
他機関とちょっと比較してみれば良い。
産総研の非常勤テクニカルスタッフの募集を見てみよう。
http://unit.aist.go.jp/nfv/ci/open_position/koubo20100119-2-11.html
「週4日以上、1日7時間45分(9:00~17:45)」
なので勤務条件が理研の研究支援パートタイマーと同じではないが
「時給制 850~3,000円の11段階」
とあるから、この程度は機関の裁量範囲であることがわかる。
内規を理由にするのは内規を変えるつもりがないということでしかない。