今朝の読売新聞の1面に
「原発撤退で電気代2121円増、維持なら372円増」という記事が出ていた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110703-OYT1T00003.htm
日本学術会議の分科会（エネルギー政策の選択肢分科会）が
原発の撤退から現状維持・推進までの政策の選択肢ごとに、
標準家庭の1ヶ月の電気料金が、どれくらい増えるか試算したとかの話。
最終報告はまだこれからのようだし、
この試算は学術会議のサイトを見ても今のところ公表されていない。
読売といえばスポーツ欄が著しく偏っていることで定評があるが、
また原子力委員会初代委員長を務め
「原子力の父」とも呼ばれた正力松太郎が
社主として君臨していた新聞でもあるから、
原発推進に好都合な記事を書きたがる伝統なのだろう。
それに、
○○推進派が試算した予測の類が、
まるで当てにならないことは
例えば各地の地方空港の需要予測が典型的だが、
これまでも何度となく見せつけられてきた。
この手の試算は前提をいじって我田引水の結論を導きがちなのは、
これまでの歴史が明確に示している。
我々もそろそろ歴史から学んで
メディア・リテラシーを向上させても良いのではないだろうか？
