地獄のハイウェイ

科学・技術や趣味のことなど自由気ままに書き散らしています。

クローンES細胞の陰に隠れて

報道によると、2005/12/26付エントリ「論文偽造は他山の石
でも触れた韓国のクローンES細胞関連の偽造事件の中心人物である
黄禹錫(ファン・ウソク)教授が12日ソウル市内で記者会見し、
研究の捏造について謝罪したそうだ。
また、韓国の検察当局は国家資金不正使用容疑について
黄教授の自宅と研究所を家宅捜索したそうだ。
これに関しては世界の耳目を集めているわけだが、
その陰に隠れてほとんど注目されていないけれど、
昨年秋頃問題になった
東京大学多比良和誠(たいらかずなり)教授らによる論文捏造疑惑で
東大大学院工学系研究科の調査に対して
教授側は再現性を示すデータの提出をできなかった、という報道もあった。
既に日本RNA学会が実質的なクロ判定をしているので
http://wwwsoc.nii.ac.jp/rnaj/tahira_jap.html
今更驚きはしないが、今後の展開に要注目だと思う。